地域間の人口変動による生活関連社会資本の評価
跡見学園女子大学マネジメント学部紀要 第2号
24頁(pp.91-114) 地域社会資本の特性として Tiebou[1956]が示している「足による投票」の側面から、種類ごとの社会資本の評価を試みる。モデルでは、生活関連社会資本の便益が直接効用に影響するとし、地域間の社会資本の水準に違いがある場合に、人々が地域を移動することを示している。 このモデルに基づき、1955年から1994年の日本の都道府県データを用いて、人々がどのような社会資本を評価してきたのかを実証的に明らかにしている。