英語のリスニング活動を、pedagogic、testing、real world の観点、transactional、interactional の観点、on-line、prospective、retrospective の観点等から考察し、リスニング教材を授業のなかで使う場合について考察する。授業・テストにおけるリスニング活動において、英語の accuracy に比重を置いたクローズ task の長所・短所と効率性を分析しながら、closed task であるクローズ task からopen task へ繋げることの重要性を提唱する。その上で、20分程度の短めのドラマ映像等を用いた内容要約等の open task において、記憶力の限界、即ち、「人の記憶力には限界があり、人は見聴きした全てを覚えているわけではない」という事実に対処した教材や task の必要性を指摘する。最後に、その問題の解決をもたらすための1つの機器として、市販され始めたばかりのビデオ・プリンターを挙げ、映像のあらすじを求める課題において、主要な場面をプリント・アウトして配布する方法を提案する。