学術論文

基本情報

氏名 禿 あや美
氏名(カナ) カムロ アヤミ
氏名(英語) kamuro ayami
所属 マネジメント学部マネジメント学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「職務分析・職務評価からみたパートタイム労働政策の課題」

単著、共著の別

単著

年月日

2011/03

発行所等

跡見学園女子大学

出版社

巻・号

開始ページ

85

終了ページ

105

査読の有無

概要

『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』第11号、pp.85-105に掲載。本稿は、筆者も参加した研究会が、小売業の正社員とパート労働者を対象に日本で初めて実施した「職務分析・職務評価調査」結果を分析することによって、現在のパートタイム労働政策の課題を明らかにし、異なる雇用形態間で公正な処遇を実現させるために必要な政策を展望するものである。分析により、各労働者が担当する職務の評価点を算出でき(正社員692.6点、管理職のパート602.4点、一般のパート540.8点)、現実の賃金との違いが明らかになったが、本稿ではそれにとどまらず、職務評価点の分布や職務の分担状況に関するデータも示し、そうしたデータの背景にある職場のマネジメント上の課題を、とくに店舗運営の「標準化」と関わらせながら指摘している。さらに、職務評価調査結果より、「知識」「負担」「責任」「労働環境」という職務の価値を測定する要素のうち、「責任」と労働環境に含まれる「転居転勤の可能性」という要素が、正社員とパートの違いを際立たせるものであることも明らかとなった。この2つを主な要件とするパート労働法の現在の枠組みは、正社員とパート労働者の格差を温存し、さらに助長させる機能を持つと考えられることを指摘した。