本研究の目的は、大学学生部実務担当者対象に実施したキャリア開発のためのサイコエデュケーショナル・グループのプログラムの有効性を検証することであった。参加者は、自分軸としてのエクササイズとして自己理解、時間軸としてのエクササイズ(9分割統合絵画法)、環境軸としてのエクササイズ(共通事例に対してグループディスカッション)の3部からなるエクササイズに参加した。さらに、このサイコエデュケーション実施前段階において、時間イメージがポジティブな人ほどこのサイコエデュケーションの効果があることが明らかになった。
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