家族共食が個人に与える心理社会的機能の検討 ―尺度作成および家族関係との検討―
跡見学園女子大学文学部紀要 47巻
本研究は、家族との食事(家族共食)が個人に与える心理社会的機能の検討が目的であった。家族共食の心理社会的機能を測定する尺度を作成し、家族関係との関連を中心に検討した。4下位尺度・22項目の「支援的家族共食機能尺度」を作成した。「父親不在型」と「家族拡散型」は「お互いに干渉し合わない支援的食事場面」を支援的と感じていることが検証された。 ◎井上朋美・宮崎圭子 183頁-192頁