本研究の目的は情動的アプローチによるデス・エデュケーションプログラムを作成しその効果を検証すること、死別体験、死への関心がどのように影響するかを検討すること、以上の2点であった。21名の参加者であった。Furr(2000)の6ステップモデルに基づいてプログラムを作成した。ゴールは「死を見つめることから今を生きる」感覚を体験させることとした。エクササイズは「あと半年の命」ワーク、「葉っぱのフレディ」朗読、「9分割統合絵画法(描画)」の3つからなる。ポストにおいて有意に時間イメージ、現在イメージ、未来イメージがポジティブに変容した。死別経験のある方が未来イメージが有意に高かった。 戸田恵美子・宮崎圭子