本研究では,メールカウンセリングにおいて,受容・共感的アプローチとコンサルテーション的アプローチ,どちらがより効果があるかを明らかにした。予備調査を2回行い,本調査で使用する質問紙を作成した。本調査では,関東圏内の女子学部生302名を対象にアンケート調査。刺激文として,恋愛もしくは就職活動について書かれたメールと,その返信を提示した。受容共感的アプローチでの返信文と,コンサルテーション的アプローチでの返信文のどちらで,満足度が高いものになるかを検討した。就職活動の主訴に対し,コンサルテーション的アプローチの方が,満足度は高いという結果となった。 〇加藤美佳・宮崎圭子