学術論文

基本情報

氏名 宮崎 圭子
氏名(カナ) ミヤザキ ケイコ
氏名(英語) miyazaki keiko
所属 心理学部臨床心理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

ポライトネス表現がメールカウンセリングに及ぼす影響の検討

単著、共著の別

共著

年月日

2018/03/31

発行所等

跡見学園女子大学付属心理教育相談所紀要

出版社

巻・号

14号

開始ページ

終了ページ

査読の有無

概要

本研究では,メールカウンセリングにおいて,ポライトネス表現である敬語がどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることを目的とした。研究対象者は,関東圏内のA学部生254名であった。刺激文3種類(ポライトネス,ややポライトネス,ノンポライトネス)を作成した。作成した刺激文3種類のうち1つを提示し,尺度に回答,刺激文を読んでの感想を自由記述してもらった。「ノンポライトネス」より「ややポライトネス」の刺激文を読んだ人のほうが,自信を失う場面が少なかったことが明らかとなった。また,「ノンポライトネス」より「ややポライトネス」の刺激文を読んだ人のほうが,当初の症状・問題以外にも悩むことが少なかったことが明らかとなった。そして,「ややポライトネス」の返信文は,他の2つの返信文と比較して,丁寧さやカウンセラーへの信頼度が高いように見受けられた。また,「ややポライトネス」において,他の2つで見られた“解決策を望む声”はほとんど見られなかった。
〇須藤麻衣・宮崎圭子