学術論文

基本情報

氏名 宮崎 圭子
氏名(カナ) ミヤザキ ケイコ
氏名(英語) miyazaki keiko
所属 心理学部臨床心理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

何がメールカウンセリングの効果に影響を及ぼしているのか -終結ケースを質的に分析して-

単著、共著の別

共著

年月日

2019/12

発行所等

日本産業精神保健学会

出版社

巻・号

27巻4号

開始ページ

360

終了ページ

369

査読の有無

概要

本研究の目的は,効果的なメールカウンセリングのアプローチを示唆することにあった.首都圏X社(EAPサービスを提供)が行っているメールカウンセリングで,終結に至った247通のメールカウンセリング本文から,計量テキスト分析(KH Coderソフトウェア)の対象となりえる125通(内、カウンセラーからのメールは62通)を分析対象とした.それらにKH Coderによる共起ネットワーク分析を行いった。各ケースのカウンセラー毎に対する共起ネットワーク図に40%強~100%の割合で,敬語を含むポライトネス表現語がそれなりの中心性をもって抽出された.テキストのみで展開されるメールカウンセリングにおいては,特に「敬語」を含むポライトネスの効果を明らかにすること,ポライトネス表現におけるClの共感性への影響の量的検討が今後重要であるという事を考察した.(宮崎圭子・梅澤志乃・松本桂樹)