メールカウンセリングにおける繰り返し技法の効果を量的及び質的に明らかにすることを目的とした。対象者は私立X女子大学学部生102名。①ポジティブ感情尺度(pre),②刺激文,③ポジティブ感情尺度(post),に回答。刺激文は,①就職活動主訴の繰り返し技法なし,②就職活動主訴の繰り返し技法あり,③対人関係主訴の繰り返し技法なし,④対人関係主訴の繰り返し技法ありの4群。3要因の分散分析(混合計画)の結果,メールカウンセリングにおいては,繰り返し技法を使用しない方が快適さや共感,素朴な安らぎを感じることが明らかとなった。
○三村 遥・宮崎圭子 印刷中