女子大学生において、LINE利用時の行動及び孤独感が、友人関係に及ぼす影響について検討することを目的。調査対象者は女子大学生164名。質問紙は「LINE利用時の行動尺度」「改訂UCLA孤独感尺度」「友人関係尺度」で構成。重回帰分析の結果、孤独感が友人関係に0.1%水準で有意に負の影響を与えていることが明らかとなった。LINE利用時の行動において、概ね有意な結果は得られなかった。また、LINEの利用頻度別における孤独感と友人関係に、一要因の分散分析を実施。いずれの場合も有意な差は得られなかった。LINE利用時の行動が友人関係に孤独感ほど影響を及ぼしていないのではないかという事を考察。
○平木蒼佳・宮崎圭子 印刷中