平木蒼佳・宮崎圭子・玉井 仁・新行内勝善 本研究の目的は,実践されたLINEカウンセリングのメッセージデータを質的に分析し,効果的なLINEカウンセリングの要因を検討することであった。Cl満足度高群と低群に分類し,それぞれのテキストを共起ネットワーク分析にかけた。その分析から,得られた中心性の高い単語のKWICコンコーダンスを評定し,最終的に7種のアプローチに分類できた。その結果を,χ2検定にかけた。Clへの受容共感が少ないにもかかわらず,Coの考えや思ったことを伝えることが優先されると,Clの満足度が低くなるという示唆が得られた。