本研究の目的は,初発術後乳がん患者を対象として,術前後の心理社会的状況について,面接の手法で詳細に検討し,ポジティブサイコロジー(Strengths)の「強み」に視点をあてた心理教育プログラムの可能性を検討することである。研究対象は,X病院に通院している20歳から65歳の初発術後乳がん患者2名であった。半構造化面接を実施し、計量テキストマイニングの手法の1つ共起ネットワークの分析を行った。その結果、患者の「強み」に焦点をあてた心理教育プログラムが可能であることが示唆された。皆川優希・宮崎圭子・平本亜希子