本研究は女子大生を対象に、強みに着目した「自分のの強みを探して活かす」心理教育グループをデザインすること,およびその効果を検討することを目的とした。Furr
(2000)の6ステップモデルをもとにプログラムをデザインした。研究対象者は,実験群11名,統制群12名であった。本プログラムは,強みテスト(簡略版VIA)(宇野,2014)に回答し自分の強みを知った上で,これまでの成功体験・失敗体験をそれぞれ書き出し,どの強みがどのように活かされていたか,もしくは,どの強みをどのように活かせば成功に導けたかについて検討するようデザインされた。2要
因の分散分析(混合計画)を行った。その結果,実験群において「勇敢な―臆病な」「しっかりした―たよりない」などの4つの質問項目においてポジティブな方に高くなった。 寺上愛香・宮崎圭子