学術論文

基本情報

氏名 宮崎 圭子
氏名(カナ) ミヤザキ ケイコ
氏名(英語) miyazaki keiko
所属 心理学部臨床心理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

Strengths に焦点を当てた心理教育プログラムの効果検討 ─勤労者を対象に─

単著、共著の別

単著

年月日

2023/03

発行所等

跡見学園女子大学心理学部紀要

出版社

巻・号

5号

開始ページ

25

終了ページ

36

査読の有無

概要

本研究の目的は,1.勤労健常者グループ(実験群1)を対象として「強みを探して活かす」心理教育を実施し,その効果を検討する,2.2018年に実施したアンガー・マネジメントのグループ(実験群2)の心理教育の効果と比較検討する,であった。2022年8月下旬,X 県内のある組織に従事している同一専門職群の,勤労健常者男性10人,勤労健常者女性11人の計21人が参加した(実験群1)。本プログラムは,Furr(2000)の6ステップモデルに基づいて作成された。参加者たちは,強みテスト(簡略版 VIA)(宇野,2014)を使って,自身の強みを評価する。得点が高い順に7つの強みをリストアップし,自身の成功体験にそれらがどのように活かされたか,失敗体験にはそれらがどのように機能すれば成功裡につながったかを検討する。実験群において、1%水準で有意に「快適さ」が,0.1%水準で有意に「健全な闘争」が,pre より post の方が高かった。勤労者にとって,「強みを探して活かす」心理教育プログラムは効果的であることが明らかとなった。