デンマークとオランダの自転車走行空間の計画論に関する研究
日本都市計画学会一般研究論文
47(2)
環境と共生する都市の重要なインフラとして自転車走行空間に着目し、デンマークとオランダの同空間の計画論を、両国のデザインマニュアル及び自治体の計画書から明らかにしたもの。オランダの方がより包括的・具体的に整備手法を検討しており、また自転車走行空間のネットワーク形成を、より重視していた。一方両国とも、自転車が並走できるだけの幅員を確保しようとしており、歩道走行には慎重で、また歩行者専用商店街での走行に積極的であった。