「教員の資質能力を育むための介護等体験」
跡見学園女子大学教職課程
跡見学園女子大学教職課程年報 第1号(総頁数147)
3年次に実習する介護等体験の意義について、福祉や特別支援からの視点ではなく教職論の視点から、その効果の有用性について論じたもの。介護等体験は、義務教育の教員希望者に対して、特別支援学校2日間・社会福祉施設5日間の計7日間実習することが義務づけられた制度だが、実習後の自己点検評価や感想を3年間にわたり集計し分析した結果、そこでの体験が教職の意義や役割、職責等に関する資質能力を向上させるために極めて有効であることが判明した。