本年度教育実習を終えた4年生に対して、緊急アンケート調査を行い、教育現場ではどのように新型コロナウイルス対策を行っていたのか、その状況と問題点について整理し、分析と考察を加えた(p24~P35)。また、「教育実習を終えて」(P36~P46)では、教育実習の反省と感想を4年生に書かせて、教育実習のまとめとした。P47~P61では、国語科、美術科、書道科で実際に行われた研究授業の学習指導案を掲載し、後輩の範とした。最後に「教育実習の自己点検と自己評価」として、今年度の教育実習指導の総括を行った(P62~P65)。本年度の教育実習は、新型コロナウイルスという未曾有の状況下での実習となったが、教育現場で実施された新型コロナウイルス対策や、生徒への感染防止のための健康指導は、ある意味では学校現場の危機管理を学ぶ貴重な体験でもあった。先生方がどのように連携して教育に当たっているのか。危機管理上の教員の服務のあり方や仕事内容は何か。また、生徒や保護者、医療機関、教育委員会との連携はどのようになされていたのか等々について、教職論の視点から考察・分析し、それを自己点検と自己評価とした。