「後世に残したい吉野秀雄の歌ー妻を哭する歌ー」
株式会社 イシダ印刷
この論文は、高崎市が主催する第21回吉野秀雄顕彰短歌大会記念講演会のために、参加者に無料で配られた冊子資料である。 歌人吉野秀雄の歌集『寒蟬集』より、妻はつ子の入院から死別、そして残された家族への思いを詠んだ歌20首を選び、作品鑑賞を行うことで、吉野秀雄の傑作「妻を哭する歌」を後世に残すために、わかりやすく解説を行った。歌に込められた作者の思いやその背景、はつ子との関係、吉野秀雄の歌人としての評価や文学史的位置等について分析考察した。