学術論文

基本情報

氏名 鈴木 芳明
氏名(カナ) スズキ ヨシアキ
氏名(英語) yoshiaki suzuki
所属 大学 文学部 人文
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「吉野秀雄とはつ子 第一回」

単著、共著の別

単著

年月日

2014/04/01

発行所等

砂丘短歌会

出版社

株式会社 第一印刷

巻・号

2014・春号

開始ページ

16

終了ページ

29

査読の有無

概要

神奈川近代文学館には、ご遺族より吉野秀雄に関する歌稿、日記、書簡、蔵書など総点数約1万1000点にも及ぶ厖大な資料が寄贈され、それらの資料は一括して「吉野秀雄文庫」として保管されている。この「吉野秀雄文庫」に所蔵されている資料の中には、吉野秀雄から最初の妻はつ子宛に書かれた書簡(封書、はがき)に関するものだけでも、年月日がわかっているもの、すなわち大正9年11月25日から昭和18年4月25日に至るものが170通、年月日がはっきりわからないものがさらに26通、合計196六通もの書簡が保存されていることがわかった。また、日記に関しても、大正6年、吉野秀雄が15歳の時に書かれた最初の日記『北海道東北旅之日記』から始まり、65歳で亡くなる昭和42年に書かれた『日記』に至るまで、ほぼ毎年のように書かれていたことも判明した。これらの日記の総数は、実に101点にも及んでいる。こうしてみると、「吉野秀雄文庫」に所蔵されている日記や書簡等の資料は、まだそのほとんどが公開されず、研究者の目にも触れられていないものが数多く存在するわけだから、吉野秀雄研究は、まだ解明されていない多くの部分が存在することになる。 そこで、吉野家と神奈川近代文学館のご許可をいただいて、それらの中から未発表の資料を中心に、『寒蟬集』やその元になった「短歌百餘章」の中で歌われている、吉野秀雄と最初の妻はつ子との関係について述べられている資料を紹介しながら、研究考察を加えたものを連載形式で紹介していきたいと思う。