2019 年度、2021 年度および2022 年度の本学特別研究助成費を基に遂行した標記論題の最終年度の試行的成果を伝えるものであり、謂ゆるMLA 連携の理念およびその成立の背景については、先行拙稿において既述されていることを踏まえ、その理念を本学内において構築するためのトライアルとしてのプロトタイプの実装化を企図とした試行的研究の報告。本プロトタイプは、管理公開等実務実態に即した業務モデルに直系したものではないが、学内MLA の諸データ・情報・資料が、将来、利活用可能な学内外における共有・共用の教育研究情報資源となるとき、このMLA 連携のプロトタイプ・システムの有効性は、実効を伴い、より高まるものであることをあわせて図・表を用いて報告した。"