学術論文

基本情報

氏名 加藤 大鶴
氏名(カナ) カトウ ダイカク
氏名(英語) katou daikaku
所属 大学 文学部 人文
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

字音平声軽音節の音調についての試案―和語下降拍からの検討(特集越境する文学・語学研究)

単著、共著の別

単著

年月日

2008/03

発行所等

国文学研究

出版社

巻・号

153

開始ページ

130

終了ページ

139

査読の有無

概要

本論文は、平声軽音節の実現音調は従来言われているような高降りではなく、低降りに実現することがあったのではないかと推測したものである。その論拠は1. 『半井家本医心方』では、平声軽音節と和語下降拍とで、異なる差声のふるまいが認められる2. 和語の下降拍は消滅していない。したがって平声軽音節の衰退・消滅はその影響とは考えにくい3. 漢語のアクセント型に見られる和語相当の類別では、平声軽音節を有していたと推定されるもののみ対応を認めにくい、の3点である。