Incanto del mare in tempesta e di rocce curiose: reminiscenze del sublime nel paesaggio naturalistico europeo nelle cartoline di inizio Novecento （嵐の海と奇妙な岩場の誘惑: 20世紀初頭の絵葉書にみるヨーロッパ自然景観の崇高回帰）

in AA.VV., Delli Aspetti de Paesi. Vecchi e nuovi Media per l'Immagine del Paesaggio, vol.1, CIRICE, Napoli, pp. 461-470

18世紀後半から流行した崇高美は、ヨーロッパの風景画家に影響を与えただけでなく、20世紀初頭の観光絵葉書の題材（荒れた波、岩石・奇岩）にも受け継がれていた。哲学者カントが国籍別に異なる崇高美の受容の温度差を提言したが、20世紀初頭の場合はどうだったのか。イギリス、フランス、ドイツ、イタリアで、絵葉書の題材として好まれた岩場と嵐の海の事例を比較し、時代によって変化したカントの評定との違いを明らかにした。