学術論文

基本情報

氏名 河村 英和
氏名(カナ) カワムラ エワ
氏名(英語) kawamura ewa
所属 大学 観光コミュニティ学部 観光デザ
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

1960-70 年代の日本のホテル建築について、『戦後昭和の建築-その価値づけをめぐって(2021年度⽇本建築学会⼤会(東海)建築歴史・意匠部⾨研究協議会資料)』

単著、共著の別

単著

年月日

2021/09

発行所等

一般社団法人 日本建築学会、pp. 93-98

出版社

巻・号

開始ページ

93

終了ページ

98

査読の有無

概要

PP. 93-98.  1960-70 年代は、高度経済成長によるレジャーブーム、1964 年の東京オリンピックと1970 年の大阪万博の開催によって日本各地でホテル建設が相次いだ。内装には一流の芸術家たちが起用され、ホテルの建築デザインが飛躍的に前進した時期で、建築家の有名無名の如何にかかわらず当時のホテルには文化遺産価値が高いものが多い。しかし宿泊施設という宿命上、増改築が繰り返され歴史的遺産として認知され保存されるのは稀で、有名建築家の作品であっても老朽化し解体されることが少なくない。価値ある1960-70 年代のホテル建築が、健全なかたちで保存されるためには、当時のデザインの特徴や時代的変遷や作例を理解する必要があり、本稿はその概説とする。