学術論文

基本情報

氏名 河村 英和
氏名(カナ) カワムラ エワ
氏名(英語) kawamura ewa
所属 大学 観光コミュニティ学部 観光デザ
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

インスタ映え時代の新観光形態としての「住宅外壁画」の流行と傾向 -ナポリの低所得者層集合住宅街における巨大壁画群の事例より

単著、共著の別

単著

年月日

2020/03/22

発行所等

『跡見学園女子大学観光コミュニティ学部紀要』第5号、pp. 51-74

出版社

跡見学園女子大学

巻・号

5

開始ページ

51

終了ページ

74

査読の有無

概要

PP. 51-74. 1995年にユネスコ世界遺産に登録されたナポリ歴史地区には、猥雑で庶民的な雰囲気がストリートアートと親和性が高く、もともと無名人たちによって数多く描かれていたものの、2015年以降からその質が急上昇している。それはナポリ版バンクシーともよばれているナポリ出身の壁画家ヨリットの活躍による影響が大きい。治安の悪い郊外の近代的な低所得層の集合住宅の壁を使って、イタリア各地・世界各地の作家たちが参加して、奇抜で社会的メッセージの込められた作品が続々と誕生するようになり、現在進行形で発展中だ。フォトジェニックなストリートアートはSNSで拡散されやすく、ナポリ市や各種団体もその制作に積極的に協力しており、今まさにナポリの新しい観光形態を築いている最中である。