学術論文

基本情報

氏名 河村 英和
氏名(カナ) カワムラ エワ
氏名(英語) kawamura ewa
所属 大学 観光コミュニティ学部 観光デザ
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「ロイヤル」や「国際」が付くホテル名の日欧比較-1960~70年代日本のホテル屋号 (1)

単著、共著の別

単著

年月日

2022/08/05

発行所等

『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』第34号、pp. 137-157

出版社

巻・号

開始ページ

137

終了ページ

157

査読の有無

概要

PP. 137-157. 1960~70年代の日本は、ホテル建設ラッシュで数々のホテルが誕生したが、その屋号の命名には、ある種の傾向や規則性があり、ホテルの所在地の町名に「観光」「グランド」「ニュー」などの特定の単語を組み合わせてつくることが多かった。町名や国名をホテル名に含める場合、それに相応するホテルの格式も命名の動機も、ヨーロッパのホテルと日本のホテルでは全く異なっている。そもそもヨーロッパの典型的なホテル屋号の派生期から、日本では一世紀近く遅れてこれらの屋号が普及し、日欧で同じタイプの命名法のホテルでも、建設時のコンセプトやデザインにも大きな違いがある。本稿(パート1)では、18~19世紀ヨーロッパのホテルの屋号の命名法の歴史を踏まえ、国名の入った屋号や、「ロイヤル」と「国際」を含む屋号の傾向と派生期を日欧で比較する。なお、「ニュー」「グランド」「観光」「ビュー」「パーク」「プラザ」「パレス」等を含むホテルの名とその建築様式については次稿(パート2)以降で扱う。