学術論文

基本情報

氏名 河村 英和
氏名(カナ) カワムラ エワ
氏名(英語) kawamura ewa
所属 大学 観光コミュニティ学部 観光デザ
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「グランド」や「ニュー」が付くホテル名の日欧比較 -1960~70年代日本のホテル屋号(2)

単著、共著の別

単著

年月日

2023/01/31

発行所等

『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』第35号、2023年、pp. 91-117

出版社

巻・号

開始ページ

91

終了ページ

117

査読の有無

概要

PP. 91-117. 1960~70(昭和30~50)年代は、新築ホテルの開業ラッシュが起こり、日本各地で数々のホテルが誕生したが、その屋号の命名には、ある種の傾向があった。ホテルの所在地の地名に「観光」「国際」「温泉」「グランド」「ニュー」「ロイヤル」「ビュー」等といった特定の単語を組み合わせてつくることが多く、その幾つかはヨーロッパのホテルの命名法を踏襲している。しかし、ヨーロッパでそのような屋号が多く派生した時期と、日本での流行期には一世紀近くのタイムラグがあり、日欧で命名法が似たホテルでも、その建設時のコンセプトや建築様式やデザインの傾向は全く異なっている。前稿(パート1)では、地名に「ロイヤル」と「国際」等を組み合わせたホテル名の派生状況と事例を取り上げた。本稿(パート2)はその続稿であり、18~19世紀ヨーロッパのホテルにおける、同系統の屋号の命名法を踏まえて、「グランド」と「ニュー」を含む屋号の傾向と派生期やその建築様式を日欧で比較する。なお、「ビュー」「パーク」「プラザ」「パレス」等を含む屋号のホテルは、次稿(パート3)以降で扱う予定である。