学術論文

基本情報

氏名 曽山 毅
氏名(カナ) ソヤマ タケシ
氏名(英語) soyama takeshi
所属 大学 観光コミュニティ学部 観光デザ
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

日本統治期台湾における修学旅行の展開 ―『台湾日日新報』を中心に

単著、共著の別

単著

年月日

2013/09

発行所等

観光学評論

出版社

観光学術学会

巻・号

Vol.1No.2

開始ページ

188

終了ページ

202

査読の有無

概要

日本統治期台湾の教育機関が実施した修学旅行について、民族属性や多様な参観地選択などに注目して検討した。総督府国語学校に導入された修学旅行には統治者/日本人と被統治者/台湾人という図式が顕著に表れた。1920年代には中等教育機関の中に南支旅行を実施する学校があらわれ、修学旅行における内地と台湾の関係性は相対化された。1920年代以降、内地修学旅行を再認識する動きが見られたが、これには、内地が修学旅行の絶対的な選択肢ではもはやないという側面と、内地旅行を植民地統治という文脈において復権しようとする側面があった。