日本植民地下の台湾における近代ツーリズムの形成
立教大学観光学研究科学位請求論文
日本植民地下の台湾における近代ツーリズムの形成過程を、台湾総督府による近代的植民地統治の確立、台湾植民地鉄道と交通基盤の整備、旅行目的地の形成とツーリズム空間の拡張、ツーリズムと山岳地域、ツーリズムにおける日本と台湾の5つの諸相から考察した。その結果、台湾において近代ツーリズムを規定する要因として、近代化、台湾総督府の政策、日本の文化的ヘゲモニー、台湾側の要素があきらかになった。