ルネサンス型パーラの出現をめぐる一考察
『美術史における転換期の諸相』(平成23~26年度科学研究費補助金〈基盤研究B〉研究成果報告書、研究代表者:京都大学大学院文学研究科 根立研介)
フラ・アンジェリコの1430-40年代の祭壇画をとりあげ、新旧の祭壇画の形式と空間表現の関係性について考察し、矩形の単一画面(パーラ)が、遠近法を用いた空間表現という絵画のあたらしい課題を実践する場となっていたことを明らかにした。