革新主義時代のラディカル・ブラックフェミニズム:A Voice from the Southにおける政治的レトリック
単著、共著の別
単著
年月日
2015/03
発行所等
日本アメリカ文学会
出版社
『東北アメリカ文学研究』
巻・号
38
開始ページ
15
終了ページ
31
査読の有無
有
概要
アメリカ革新主義時代(1890年代~1920年代)、女性は政治・ビジネス・教育等、さまざまな分野に進出した。『南部からの声』(A Voice from the South, 1892)の著者アナ・ジュリア・クーパー(Anna Julia Cooper)は高等教育を経て教員となったアフリカ系アメリカ人(黒人)女性である。本論では、文学的技巧や専門用語、外国語を駆使したこの難解なエッセイが黒人女性の視点から、当時の白人至上主義的・父権的アメリカ社会をいかに痛烈に批判しているか明らかにしている。