グローバル化が進む医療現場では英会話実践力が求められているが、限られた時間や条件の座学(必修授業)では実践的な英会話力の養成は難しい。そこで、医療現場で必要な英語力を養成するために、看護学生による外国人模擬患者への英語問診・実技(バイタル測定)演習を実施した。演習に関わった外国人模擬患者、看護教員、英語教員、学生約200名、それぞれに気づきがあり、これのフィードバックから今後の看護英語教育の指針を得た。今後も進む国際化を見据えた、より実践的な英語教育法や授業における看護学・英語(教育)学の学際的な取り組みの必要性が明らかとなった。