牧口常三郎と河合栄治郎
創価教育
同時期に軍部ファシズムに抵抗し、非業の死を遂げた二人の思想家の関係を論証したもの。河合は、旧制中学時代に、自然科学的観点に加え、美学的、人生論的な観点から火山を論じた「火山論」(明治40年12月)を執筆したが、それを執筆する上で、牧口の代表的著書『人生地理学』(明治36年)から大きな影響を受けていた事実を論証するとともに、戦時下の抵抗を貫いた二人の思想家の共通点を指摘した。