中西希和,永野泉,三友晶子,今村飛鳥,小堀友子,能澤慧子
18世紀フランスの女性用ローブのレプリカを実作し、その過程及び結果から、視覚資料では得られない当時の衣服に関する多様な情報を得ることを目的とした。特異なシルエットをもつローブ・ア・ラ・ポロネーズと腰丈のローブ、カザカンに注目し、そのシルエットがいかにして生み出されたのかを、レプリカ製作を通して把握しようと努めた。また18世紀半ばにフランスで生産が始まったトワル・ドゥ・ジュイのレプリカも合わせて製作し、当時の衣装を持っていた印象を如実に再現することを試みた。