西周が記述した日本語アクセント―『西周文書・稿本(七)』と『詞の麓路』を用いて―
アクセント史資料研究会『論集』
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西周は洋学・漢学だけでなく、国学にも造詣が深い人物であり、書き残した書物の中には日本語文典がある。本論文はそのうち『西周文書・稿本(七)』と『詞の麓路 一の上巻』を主に用いて、ときに『ことばのいしずゑ まきのひとつ』を参照しながら、語のアクセントを記録したと考えられる箇所について検討を加えた。