「持続可能都市形成を目指した経済活性化の新たな視点」
西日本短期大学『総合学術研究論集』
第10号
本稿ではサービス・イノベーションという視点から伝統工芸品産業を抱える地域の持続可能な発展の方向を検討した。 大きな広がりをもつ日本において、伝統工芸品産業は立地する地域の自然や風土によって様々な個性をもち、歴史性・伝統性も兼ね備え地域の独自性を色濃く反映している。したがって、伝統工芸品産業がモノづくり産業として活性化するだけでなく、観光資源として魅力をもつことは、伝統工芸品産業のみならず地域全体の利益となり、持続可能な都市の形成に寄与できる。