学習に困難を抱える発達障害児の心理的アセスメントとフィードバックー 日本版WISC-IV・KABC-Ⅱを用いた一事例 ー
広島修道大学臨床心理相談センター年報
学習に困難を抱える発達障害児に対してWISC-IVとKABC-Ⅱのふたつの検査を用いて対応した事例をもとに、両検査を併用することによるアセスメントの特徴と、学習場面における工夫に資する情報の提供方法について検討を行った。複数の検査を用いた場合には、それらをひとつの理論に基づいて統合的に解釈する視点をもつこと、数値的結果のみでなく、回答の内容や検査中の態度や行動などの質的情報をも活用することの有効性が示された。