ヘーゲル1823年夏学期「芸術哲学」講義におけるラファエロの「カルトーン」への言及をめぐって
石川伊織(新潟県立大学・国際地域学部・教授)
ヘーゲルが1823年夏学期の「芸術哲学」講義においてラファエロの「カルトーン」に言及しえた脈絡を解明する。結論的には、ヘーゲルは、それを版画を通じて理解し、この理解を学生と共有しあうことができた。