学術論文

基本情報

氏名 神山 伸弘
氏名(カナ) カミヤマ ノブヒロ
氏名(英語) kamiyama nobuhiro
所属 文学部人文学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

ヘーゲルによる〈インドの天文学〉理解――『歴史哲学』、1822/23年「世界史の哲学」講義、グリースハイム・ノートの差異――

単著、共著の別

単著

年月日

2010/09/15

発行所等

跡見学園女子大学文学部紀要(跡見学園女子大学)第45号

出版社

巻・号

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査読の有無

概要

11-42頁. 
ヘーゲルは、事実の世界を哲学の俎上に載せようとするとき、経験的な事実に関する〈情報知〉を最大限的確に収集しようと努めている。このことは、「世界史の哲学」においても、同様である。また、情報収集をするさい、時間(時代)の点で厳密に評価しようとした。ヘーゲルは、ベントリによる〈インドの天文学〉に関する議論に依拠し、これを相当程度に精確なものだと評価し、理解するかぎりのことを学生に伝え、〈インドの天文学〉を見下すことがなかった。これは、ホトー・ノートの延長線上での理解の逆になる。これらのことを、グリースハイム・ノートとの対比も試みつつ、矢野道雄の議論に依拠しながら論じた。