学術論文

基本情報

氏名 横田 恭三
氏名(カナ) ヨコタ キョウゾウ
氏名(英語) yokota kyozo
所属 文学部人文学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「談草隷的産生及其真相」

単著、共著の別

単著

年月日

2014/12

発行所等

中国文化遺産研究院編『出土文献研究』第13輯

出版社

中西書局

巻・号

第13輯

開始ページ

261

終了ページ

270

査読の有無

概要

中国各地から陸続と出土する簡牘・帛書をもとに、書体の変遷を推し量ることが可能になってきた。本論考では、まず書体の概念と草書の定義を述べ、草率な隷書、すなわち草隷がいつ頃発生したのか、出土資料からその実相を考察したものである。考察に使用した出土資料は、湖北省雲夢県睡虎地4号墓で出土した戦国晩期の木牘である。そこに記された文字には、筆画をかなり省略したものが散見された。つまり、戦国晩期にはすでに草隷が生まれていたことを物語っている。また、そうした書きぶりが、後の里耶秦簡や謝家橋前漢簡の草率な隷書(草隷)へとつながっていくことを指摘した。