9頁(pp187-195) 景気の拡大期後退期をプロビットモデルを使って推計した。これまでに景気動向指数に採用されたデータに加え、米国、中国など海外のデータも加えて推計した。1年程度先を予測するプロビットモデルを作成したが、長い期間でのパフォーマンスはそれほどよくない。1997年のアジア通貨危機を境に国際的な景気の連動性が高まっており、長期間のデータではその構造変化が織り込めないことが原因だ。