許伸江准教授との共著。起業家の定義は広く、最近はシェアリングエコノミーやギグエコノミーの進展で、新しいタイプの起業家が現れてきた。法人形態のベンチャー企業のほか、フリーランスとして起業する人や副業として事業を起こす人が増えている。女子大学の起業家教育を考えると、先端技術を使ったスタートアップ企業を育成するための教育より、小規模の起業や副業としての起業に重点を置いた教育が効果的である。
小規模での起業は、分業できないため幅広い知識が要求される。この観点からは、既存の起業家教育プログラムに加え、情報技術(IT) 、税制、法制、映像やデザインなど実践的な幅広い教育が重要となる。