中世末~近世にかけての西洋美術が専門領域です。最近は、版画や装飾美術、紋章学の分野にも研究対象を広げています。[
コミュニケーション文化学演習ⅠA,ⅠBおよびⅡA,ⅡBでは、「視覚コミュニケーション」をテーマとして、イメージや色彩を用いたコミュニケーションの多様性を追求しています。講義科目である「視覚コミュニケーション論」では、西洋美術に表現されたメッセージを解読する方法を紹介しています。「シンボル表現論」は、クリスマスやイースター等の欧米の年中行事に頻繁に登場するモチーフとその宗教的・民俗的背景の解読をはじめ、さまざまなマークや紋章、キャラクターなどを使ったコミュニケーションについて、知識を深めることを目的としています。大学院生時代のドイツ留学中に、美術のみならず、ヨーロッパの生活文化全般に興味を持つようになりました。以来内外で収集した資料から得た知見を反映させ、学生にとってわかりやすい授業となるように努めています。