『系図・紋章ハンドブック』―18世紀ドイツの紋章集の一例―
Minervium-授業研究報告集第10号
P.59-P.71。ニュルンベルクの出版人クリストフ・ヴァイゲルの未亡人により刊行されたドイツを中心としたヨーロッパ王侯の紋章と系図ならびに紋章の記述を掲載した書物『系図・紋章ハンドブック』について、構成の変則性を指摘するとともに、同書の中には明記されていない出版年について、系図における記載事項をもとに考察を行い、出版年の上限を1739年~40年頃とする仮説を提示した。