日本企業の長時間労働問題に関する一考察―労働時間の経営学的アプローチ―
日本近代学研究
韓国日本近代学会
第67輯
本論文は、日本の慢性的・定常的な長時間労働の実態を再確認し、その原因と是正をめぐる諸議論の中において経営学(人材マネジメント)的な観点から、その課題について考察することを目的とするものである。特に本論文では、長時間労働の是正問題をいわゆる「働き方改革」政策の推進における労働生産性の維持・向上という観点から再認識の必要性とその課題について詳しく分析したものになっている。