働き方改革と生産性論理の関係―人材マネジメントの観点から―
運輸と経済
交通経済研究所
No. 910
本論文は政府による「働き方改革」は内容からして「働かせ方改革」になっていることを指摘したものである。マネジメントの世界において、いわゆる人材マネジメントの論理は「働かせ方の改革と働き方の改革のバランス」を取ることである。今後日本の企業に求められることは、労働者側や企業次元の自らの推進による真の意味での「働き方の改革」であり、「働かせ方と働き方の改革がバランス」よく行わなければ日本の「働き方改革」は成功しないことを指摘したものである。