宮崎正浩・長野基・高木庸・石渡尚子・吉村英子
21頁、大学等の高等教育機関では、教育、研究、地域貢献の3つの面で環境保全を含めた持続性(サステイナビリティ)教育への貢献が求められている。本稿の目的は跡見学園女子大学における取組事例を元に、大学における持続可能性教育の課題を考察するものである。本学での個々の取組は、環境教育に一定の効果があると考えられるが、総合的に企画・調整されているわけではない。今後は、大学での教育、学生の自主的な活動、大学の施設の管理運営を相互に関連づけることで、大学全体としてより効果的な持続可能性教育を検討し、実施することが課題であろう。