大豆の消費拡大に向けて-食糧問題の視点から-
㈱食品と科学社
食品と科学 2012年6月号 Vol.54 No.6
6頁、特集「大豆を取り巻く環境と課題」で標記論文が掲載された。まず、現在の日本の食糧問題として、大豆の自給率に着目し、製油用ではなく食用大豆としてのニーズが高い国産大豆の付加価値を高めることで、自給率の向上に資することを示した。次に世界の食糧問題として、肉食中心の先進国の食事を良質な植物性タンパク質である大豆に一部入れ替えることでエネルギー資源である食糧の無駄を減らすことができ、栄養不足人口の減少に役立つことを述べた。