渡邊昌監修『大豆と日本人の健康』全233頁中13頁担当、「第1部 日本人の健康と大豆食品」の「第2章 更年期障害」の部分を執筆した。本書は各種疾病と大豆食品、大豆食品の健康における働き、大豆成分の健康機能、大豆の生産と遺伝子資源、の4つの分野から大豆をとらえその最新の全体操を明らかにしている。第2章では女性のライフサイクルと女性ホルモンの関連性、閉経前後に起こる身体・精神機能の変化、更年期障害やその治療法としてのホルモン補充療法について解説し、代替療法としての大豆イソフラボンの有効性について様々な文献を用いて検討した。また近年、研究が進んできた大豆イソフラボンの代謝産物による更年期症状の軽減効果についても触れた。