Naoko Ishiwata, Melissa K. Melby, Shoichi Mizuno, Shaw Watanabe
エクオールサプリメントの更年期障害改善効果を検討するため、40代~50代の日本人女性ボランティア134名の対象者を1日10mgのエクオールを1回摂取する群(EQ10)と3回摂取する群(EQ30)、プラセボを摂取する群(PL)の3群にランダムに分け、3ヶ月間の臨床試験を実施した。その結果、エクオールサプリメントの摂取は閉経後女性の不定愁訴改善に有効であり、その傾向は特にエクオール非産生者において強く見られることから、エクオールが生体内の女性ホルモン制御に何らかの関わりを持ち、大豆イソフラボンのエストロゲン様作用に影響をおよぼすことが推察された。